八王子~川崎間ハードオフ弾丸ツアーに同行してきた

男5人で…背もたれさえろくに機能しない車で「ハードオフで掘り出し物を探す旅」をしてきた。


3人がガジェットクラスタ、1人がガジェット…もわかるけど、錬金術師っぽい種類の人。
そして唯一文系でガジェットが門外漢の僕。


「錬金術師ってなんやねん!」と思うだろうけど…その人が見つけた掘り出し物の話を聞けば納得するはずなので、しばしのご辛抱を。


8時に京急蒲田でピックアップしてもらうことに。
自分だけ勘違いから京急蒲田に居たのにJRの蒲田へ小走りで向かったが、チャットを見ると間違ってなかったらしく、朝から無駄なひとっ走りをして、中途半端な距離を走ってしまう。


ひとっ走りをした時に、朝からいい感じの風景に出くわす。

※あんまり気に入ったから、後で別の日に取り直し


僕は全員が初対面で、唯一Twitterでやり取りしたことあるのが錬金術師さんだったわけだが…その人が遅れ気味に。
ただ、全員がいい大人だったからやりにくさや緊張は少なく、良いメンバーが集まったことにホッと一安心。


ちなみに「唯一やり取りがある人」には怖いイメージがあって、冒頭には少しそのトークをする。


「今回、全員とほとんど接点がない中、唯一やり取りがある人が錬金術師さんだったわけだが…錬金術師さんとのやり取りがあって、誘いもらってた時からすげー緊張してたんですよね」


錬金術師さんとの遭うまでのやり取りが2回とも衝撃的で、

1度目:会ったこともないのに、川崎の工業地帯の海底トンネルに来るように誘われてびっくり←用事があって行けなかったが、用事なくても埋められそうで怖くて行きづらかったからその時に「ヤバイ人」イメージがつく。
2度目:「いいイヤホンを買った」とツイートしたら、電子ドラックを勧められて「ヤバイ人」イメージが俺の中でさらにパワーアップ。

インターネットには色んな人がいて、文系理系それぞれのヤバイ人を見てきたつもりだが…それとはまた違う異質さがある人…というイメージだった。(あながち間違ってなかった。)


話を旅のことに戻す。

京急蒲田で4人が合流。その後、蒲田駅でも1人ピックアップして、旅がスタート。


蒲田から大森の工業地帯へと走っていき、車は首都高中央環状線の品川線へ。

首都高と言うと、高いところに道路が交差して通っているイメージだけど、まさかの地下!


カーナビは僕がよく知ってる五反田や目黒を指していても通っているのは、地下。


朝だからまだ元気が残っていること、風景が変わらないこともあって、車内トークは盛り上がっていた。

ただ、ガジェットクラスタとオタクと錬金術師しかいない車内トークは話題からして違う


濃ゆすぎる車内トーク


高速道路入るまで
・ヨドバシで行われたガンプラ相撲の話
・スマホを使ったドライビングレコーダーの話
・スマホの充電や熱の話。(韓国の某社のスマホが爆発するとかしないとかそういう話)


地下の高速道路入ってから

・トンネルが数十キロ単位で続いているとマリカーみたい。
・「首相が土管から出てくる国なんだから、首都高環状線はレインボーロードっぽくなってもいいと思う」
・でも、パチもんのマリカーは捕まっちゃったねぇ~


・最近、男一人でスイーツ食べ放題入れないのよね…
・しょうがないから、女の子におごって、知らない子の場合90度のお辞儀で行くしかないね

・↑それ、新手のナンパでしょwwww(心の声:勉強になりました、今度使わせていただきます
・つうか、いい天気だしいっそ夢の国に5人で行かね?
・↑俺ら以外の夢をぶち壊すからやめようww


車内トークを1時間ぐらいした頃、車の動きが遅くなる。
どうやら「新宿」…というか初台と言うか高井戸と言うか…地上に登るといきなりその辺。


そこから、首都高で八王子に行くわけですが…ここでのトークもなかなか。

・海外旅行に行くならグーグル先生に頼ろう。データ通信の手段さえ確保できれば、世界を旅できるぞ!!
・ネットではフロッピーが「インターネット老人会の人達にネタにされた」けど、会社によっては現役。
ホンマモンの老人達は「自分たちの知らない技術は嫌だ」となかなか技術を更新しないことから、今では日本でしか使われてないような技術がいくつも現役。

・そういう話が出てくるだけでもすごいんだが…しかも、そういうオールドな規格やメカがどこで製造されているか、どこが最後だったか、何が入手しにくいのかまでトークで盛り上がる

・↑文系の俺「とんでもないところに来てしまった」(※開始1時間半です。)


まぁ、私の見せ場は帰った後と、ブックオフがある店舗での掘り出し物なんですけどね…。


そうこうしている間に八王子の高速を降りて、一店目へ到着。


八王子になんでもあって何が悪い!!

しかし…まぁ、この一店目がでかい。

これじゃまるでテーマパークだ!


しかも、別の画像をみてもらうとわかると思うのだけど、さらにもう一棟建物がある。


八王子大和田店は、ハードオフはもちろんのこと、7種類のオフが揃った、巨大複合店!!

差し詰め、その見た目はテーマパーク。


特に、ハードオフはブラウン管のオシロスコープまであったり、レジやパチンコ台まであるから、文系の僕が見ると、ほとんど博物館。


しかも、店内があるとこんなものがあったりですね…

なんと、中古のお酒(といっても、高級なお酒)を売ってるお店でございます。


さらには、ブックオフ横にはカフェーがあったりですね…。
置物だけのレトロなものを扱った部屋部屋があったりですね…
なぜか神社までちょこんと小さくあったりですね…

本当にテーマパークなんですよ…。


月曜から夜ふかし知識では、

「八王子なんてなんもない」

と言われてますけど、ハードオフめぐりに限って言えば、

「最もなんでもあるのが八王子」

なのです。


本当は店内を撮影して、わけわかんないものを撮って回りたいけど、こういうお店は店内撮影は禁止なので、外観しか撮れないのが本当に惜しい。


弾丸ツアーだから、1時間と決めて各自回ったのですが…もうここだけで1日潰せるんじゃないか?
新生活だって始められるんじゃないか?というすごい店舗でございます。


ブックオフ目当ての僕には100円コーナーが少ない・専門書コーナーが小さいのがキズだが、それ以外はけっこう楽しめました。


…1時間後、錬金術師さんが大量のマッチ棒の棒の部分だけを持って戻って来るのですが…。他の人も僕と同じくお目当てのものが「いいものはあるけど…値段がもうちょい」とか言いながら次の目的地へ。


やっぱり、複合店だけあって、値段設定が強気なんだろうか…??
それとも、全員がやたらとシビアなのでしょうか?


それはともかく次の店舗へ向かうことに。


エイトプリンスにそびえ立つキャッスル

車内トークがここから30分ほど続いたのですが、ここでの車内トークに旅行感が出てくる。

ガルパンおじさんが八王子を「独立国家エイトプリンス」とか言い出すが出てきたり、その人が八王子駅周辺の思い出話をしだしたり…(ガルパンおじさんの所以も後ほど)、みんなで「ラーメン屋ばっかり」と八王子屋さんのラーメン屋さんの多さに早くも見飽き始めたり…最初の密度の濃ゆいトークに比べると、だいぶ旅行らしさのでた感じになってくる。


僕は何を言っているかといいますとですね…山の上にそびえ立つ謎の建物を「キャッスル」と呼んでそれを連呼しまくってたわけです。


ただ、このキャッスルへのリアクションが
・ヘリコプターとかで通ってるやつがいるでしょ
・なんかのバトルマンガみたいに科学と魔術が交差するんでしょ
・↑バトってるのは立川だからww
・↑八王子で科学と魔術が交差するとしたら街じゃなくて山の中なんでしょwww

とかそんな感じのトークが繰り広げられる辺り…まぁ、このメンバーらしい。


車はどんどんキャッスルに近づいて行き、キャッスルがすごくよく見える八王子はみなみ野店(みなみ野駅から交差点渡ってすぐ)のブックオフへ到着。

複合店の1フロアをぶち抜いて、ブックオフやハードオフがあるわけですが…ここもなかなかでかい。


写真撮影に時間をかけていたからハードオフはそんなに見てない。

でも、感想としては「大学が近いだけあって、楽器とか本が多いなぁ~」ってこと。


特に本は経済系のモノを中心に見てたから、学校で使ったのか意識の高い学生が読んだのかいい本が安く売ってた。ブックオフ巡りというテーマならこの店はなかなかいい。


ちなみに、店の外に出るとSimCityにしか見えない「まっすぐな道路」「大雑把な区画」の建物が並んでいるが…なんと言ってもキャッスルがすごくよく見えるのが印象的。

ちなみに、キャッスルの正体は東京工科大学だそうです。


大学の建物って、なんでこんなに仰々しいものが多いんでしょうねぇ…(隣にある工学院もかなり仰々しい)


風景が止まって見えるぞ!?相模原

お昼ごはんは車中で済ませつつ、車は神奈川へ。


山の中に立ってる東京工科大学や工学院を越えて、ブックオフ橋本津久井街道店へ。

「ブックオフも行くの!?」

いやいや、これはドライバーの方が(この手の旅の)プロだから、「ブックオフ」とか「ブックオフ+」とついても家電やハードを扱うところは網羅しているため、ハードオフとつかないところもけっこう行ってます。


車内トークは…お腹いっぱいなせいで控えめ。

プロパンガスの家が増えた話とか、五差路の通りだと工事ができないとかそんな話をしてた記憶ぐらいしか…ないです。


ちなみに、ブックオフ橋本津久井店はこんな感じ。


隣が空き地、向かいが工場という所に田舎感がありますね。


ちなみに、この建物の後ろは都会じゃなかなか見かけない大きなお米屋さん。

「横浜兵糧」…なんだろう、このかっこいいネーミング。


ここで僕は「銃・病原菌・鉄」をなんと200円コーナーでゲット。(しかも上下巻セットでゲット)
心理学系もみたけど、なかなかいいラインナップだったからブックオフ漁りが趣味の人にはなかなかいい店舗。


ちなみに、この辺から徐々にこの度の過酷さが明らかになってきます。(演出上、ダレるから相模原の中で行ったワットマンやハードオフの幾つかの話はカット。ただ、文章のすさみ具合から「この辺からこのたび過酷なんやなぁ~」って事を察して。)



八王子も郊外なんですが…八王子から相模原に入ると「国道沿い」感が酷くなります。

3階建以上の建物が一気に減って、東京からめったに出ない錬金術師曰く「それが高く見えて、気持ちが不安定になる」ような風景です。


僕に言わせると「あんまり洗練されてない手付かずの郊外」ってやつです。

洗練されてるか、強引に街を山の上の麓に作ると八王子のみなみ野みたいに変な新しさが出ますが…相模原は…多分20年ぐらい風景がそんなに変わってないんじゃないでしょうか。


「相模原に失礼でしょ」

とか怒られそうだけど…僕もいっとき相模原に住んでたり、少し前に親の実家が厚木方面に会ったりしたせいで時々あのへんを通ってるから

「相模原も厚木も、県央全般が知らない人にカーナビ・地図なしで運転させたらわかんねーよ!」

何度も通ってるからこそ、僕もこの「止まった風景」をネタにするしかないんですよ…。


嫌いなわけじゃなくて、「うんざりするほど、目が覚えるほど通った道」と言うだけ。
数年に1回は父の運転する車で、あの止まった風景を横浜・東京方面から行き来してたから…。


そういう退屈を僕以外も共有していたから、話も他の所とは違うひねった方向に進んでいった。


それが、「この建物が何の居抜きか」という話。

特に居抜きネタで盛り上がったのが、ハードオフ矢部店。

…建物の作りが色々おかしいんですよ…。

入口が表になくて、

裏から入る仕組みなんです。


…そんで、トイレが2Fにあって、事務所からはしごの脱出口が伸びてて

「これ、ラブホの居抜きだよね?」

って話題になりました。


…ちなみに、相模原から町田に入った時に、またラブホネタは話題になり、こんなネタがありました。

「宿泊」で4800円ですよ!?すごくないっすか!?

山の手線内側とか川崎なら休憩しかできないか、休憩もできないですよ…??


一瞬「休憩ね…」とか言ったけど、二度見して「宿泊!?」ってなりましたよ。

そこで、出たコメントもなかなか秀逸で

休憩した後、行くところがないんだよ…

…そりゃーウォーターゲートくぐるのもしょうがないわ。

くぐってるのか、吹いてるのか、拭いてるのか、浴びてるのかは知らねーけど…とりあえず、ウォーターゲートなんだってよw


まぁ、俺達がくぐってるのは「ウォーターゲート」じゃなくて、ハードオフのゲートだけどな!


そして、走行しているうちに夕方ですよ。

都会では早々見られない巨大な駐車場。


いよいよ、横浜・川崎へ

まずは、上の写真の巨大な駐車場がどこかという話。ここはなんと中央林間。
東急ユーザーからみた「最果ての地」でございます。


この次のハードオフ長津田店からは横浜。


そして、川崎へ。


もうすごい夜道ですよ…。


川崎梶が谷店…のはず。


ここまで来ると写真を撮っても絵にならないから、記録のために雑に撮るだけになってます。


長津田・梶が谷の2つは良い店舗だった上に収穫があった。

長津田では錬金術師さんが牛の角をゲット

なぜ売ってた!?そして、なぜ買ったと思うが、本人曰く「掘り出し物でかつお値打ち品」らしい。ノリが悪いわけではなく、相場がわからないから「ほー」としか言えないが、本人曰く今日一番の収穫だそうだ。


梶が谷では、大量の紐を買ってた。

…ちなみに、梶が谷では僕も掘り出し物を2つゲット。


今の日銀副総裁が2002年に書いたデフレ論と、ラミ流というアレックス・ラミレスの著書を100円コーナーからゲット。

なかなかない掘り出し物がゲットできて嬉しい。


ここから車内トークも大いに盛り上がる。


まず、未だに戦利品がないガルパンおじさんが、ガルパンの劇場版が見つからないって話。


次に「エクセルサーガ見たほうが良いっすよ」という話。

家に帰ってオープニングを見て、「気力のある時に見ないとだめだ」と思うほどのシュールさなので、紹介しておきます。

俺以外の共通言語がエクセルサーガってほんとどういう空間なんだよ…。


しかも、終盤になってエクセルサーガで盛り上がるって…。


ほんとすごい旅ですよ…。


ちなみに、(溝の口から田園都市線。溝の口の隣)梶が谷の次が、なんと国道1号多摩川大橋店。
…これ、駅にすると…矢向から20分歩くか、川崎駅から25分歩くかなので…実質川崎縦断。


川崎縦断しながらのトークがまさかのエクセルサーガと、最後の店舗でガルパンおじさんが真のガルパンおじさんになれるかどうかとかそういう話で盛り上がってる。


ちなみに、国道1号多摩川大橋店は僕も馴染み深い店舗でブックオフの中でもかなりだだっ広い店舗。

ハードオフファンには掘り出し物が見つかるかどうか難しいけど、浅く広くいろんなものが見たい人にはおすすめのお店。


ただねぇ…深く狭い店舗や、田舎まで行って掘り出し物を探してからよく行くお店を見ると…しょぼいねぇ。


いや、量はあるんだよ?でも、「掘り出し物」は…ないんだよ。

わかりやすいお店なんだよ?でも、わかりやすさはディープさとは両立しないんだよ。


だから、自分の馴染みの店なのに、まさかの掘り出し物0。


しかし、お店が閉店し始めても、じっくりと粘ったガルパンおじさんは本当にガルパンのブルーレイを発掘!
しかも、予算の中で買い物もして、見事な大団円となりました。


ちなみに、総走行距離は280キロ


いや~ハードだけど、ハードな分だけ得るものが多い旅だった。

エクセルサーガとブックオフの戦利品は時間がある時に見るにして…まずは、旅として面白かったから、これを書くのにすごい時間も考えも費やした。


こういう旅ならまた、行きたいものです。



あ、そうそう。
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AO-TABI

他愛もない旅行記です。

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